You tooまでが言えない!トロントで感じた日本とのあいさつ文化の違い。
英語圏でのあいさつは、もちろん日本でのあいさつとは異なります。
日本では、学生時代や田舎へ行くほど見知らぬ人にもきちんとあいさつをする必要があります。
それは礼儀でもあり、マナーでもあり、そこから温かさも感じます。
しかし日本は都会にいけば行くほど逆です。
誰にでもあいさつをすると不審がられます。
初対面の人、街で関わる人すべてにあいさつをすることはあまりありません。
もちろん、言葉の端々に「よろしくお願いします。」「ありがとうございます。」と言える人は爽やかな印象を抱かせるという点では共通しています。
その点ではあいさつの重要性は変わりません。
しかし、街で見知らぬ人に「お元気ですか?」までは言いませんね。
トロントでのあいさつ
ここトロントで生活してみて分かったことは
あいさつは、「こんにちは、お元気ですか?(または最近どうですか?)」
までがセットであるということです。
接客でもこの気遣いの言葉はよく聞きます。
こんな場面にはよく遭遇します。
あるお店のレジで会計の際
S:Hi how are you?
(こんにちは、元気ですか。)
C:Good how are you?
(元気ですよ。あなたは?)
S:Good thanks
(良いですよ。ありがとう。)
[注文]
会計後
S:Here you are
(どうぞ~)
C:Thank you
(ありがとうー)
S:Have a nice weekend
(良い週末を~)
C:You, too
(あなたもね!)
定型表現として使われているため、毎回思いやりを十分なくらい示しているわけではないでしょうが、
内容だけ考えると日本より温かさを感じてしまいます。
自然な会話でのやりとり
日本人は警戒心が強すぎます。
見知らぬ人ともラフに会話できるコミュニケーション力とそれを楽しめる余裕を常に持っておきたいですね。
会話はテンポが大切だと感じます。
特に英語はリズミカルな言語です。
スムーズな掛け合いで会話を進めていくと、自然な会話ができます。
先ほどのレジでのシーンで会計後のやりとりで日本語より多くのやり取りがなされていることにお気付きになられたでしょうか。
その点は別れ際でも
「ありがとう、じゃあね」
「良い一日を~」
で、別れてしまいがちですが、
トロントではよく「あなたもね」
を表す
You, too
まで言って別れることが多いような印象を受けます。
日本語でそこまでするとくどい印象を持たれるかもしれません。
でも、ここトロントでは流れでYou, tooまで言う場面をよくみかけます。
英語では日本語よりもうひとやり取りあるわけです。
私はいまだに時々You, tooを言い逃してしまいます。
この前、カナダ人の友達にこの件を聞いてみたとき、やはり
「Have a nice day.」と言われた後に
「You, too」と返さないと少し冷たい印象を受けるとのことでした。
失礼のないようにを極める日本人としてはこれは改善しなくては!(←笑)
もっと語学力を磨いてより自然な会話ができるようになりたいものです。
ということで今回はこの辺で。