トロントでは有名建築家による設計の建築に出会うことができます。
建築史のクラスで出てくる巨匠の建築も立ち並びます。
トロントに来たからにはこれを知らずには帰れません。
そんな建築たちをこの記事では紹介します。
建築名、英語名、代表的な建築家、簡単な解説文、立地をまとめておりますので、観光の際に参照していただければと思います。
それでは、張り切って、行ってみよう!
(敬称略)
- ユニオン駅
- トロント・ドミニオン・センタービル群
- イートン・センター
- BCEプレイス
- グッダーハム・ビル
- ロイ・トムソンホール
- トロント市庁舎
- フォー・シーズンズ・センター
- OCAD大学(オンタリオ芸術デザイン大学)
- オンタリオ美術館 (AGO)
- ロイヤル・オンタリオ博物館(ROM)
- バータ靴博物館
- ワン・ブロアー
- トロント・リファレンス図書館
- トロント大学 レスリー・ダン薬学部棟
- アガ・カーン博物館
- まとめ
ランドスケープ特集はこちら。
overseas-architects.hateblo.jp
ユニオン駅
Union Station(1927) Ross and Macdonald
言わずと知れたトロントの中央駅。TTC地下鉄をはじめGo Train、Via Railなどがここから、カナダ各地へ発着している。バスの発着場もあるが、長距離路線はベイのバスターミナルがメイン。
2020年5月現在も改修工事が一部で継続中。メインエントランスが有名。
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トロント・ドミニオン・センタービル群
Toronto-Dominion Centre(1991) Ludwig Mies van der Rohe, John B. Parkin, B+H Architects
巨匠ミース・ファン・デル・ローエによる設計として有名。漆黒のクールな摩天楼が印象的。スチールのファザードがカッコいい。兄弟がアメリカにもいるらしい。
在トロント日本国領事館が入居していることから、利用する人も多いはず。
この建築についての記事も併せてご覧ください。
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イートン・センター
Eaton Centre(1977) Eberhard Zeidlerら
ダウンタウンでも有数の大きさを誇るショッピングモール。大きなアトリウムが印象的。TTCダンダス駅からクイーン駅までの一区間分に広がる南北に延びる配置。高級ブランドの店舗も数多く出店。商業施設だと思われがちだが、実はオフィスも含まれる複合施設。
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BCEプレイス
BCE PLACE(1992) Santiago calatrava, B+H Architects
ビルの狭間に増築した建築。サンティアゴ・カラトラバらしい生物の骨格を連想させる構造。明るく美しい空間が広がっている。PATHと呼ばれる地下道でユニオン駅までつながっている。雨の日でもアクセス良好。カメラを構えた旅行者をよく目にする場所。
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グッダーハム・ビル
Gooderham Building(1891) David Roberts Jr.
三角地に建つ不思議な形をしたビル。ユニオン駅からセント・ローレンス市場へ行く途中で見ることができる。フォトスポットとして有名。午後からは逆光になるので、撮影の際は注意が必要。
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ロイ・トムソンホール
Roy Thomson Hall (1982) Arthur Erickson, Mathers and Haldenby
トロント交響楽団の本拠地。トロント国際映画祭の会場としても利用される。ダウンタウンのやや西側に位置し、立地がとても良い。
ちなみに、ロイ・トムソンホール最初のガラコンは、トロント交響楽団とトロントメンデルスゾーン合唱団との共演だったそう。1982年のこと。英女王エリザベス二世も訪れたことのあるホール。2000年代に入り大規模な改修が行われ、音響面が強化された。
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トロント市庁舎
Toronto city hall (1965) Viljo Revell
トロントを象徴する場所の一つ。フロントはネイサン・フィリップス・スクエア(Nathan Phillips Square)と呼ばれ、ここに設置されている「TORONTO」のサインは有名。庁舎は国際コンペにより現在の案に決まった。ここは市役所なので各種行政手続きの際にお世話になる。
冬は屋外スケートリンクが出現する。年越しイベントもここで行われる。
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フォー・シーズンズ・センター
Four seasons centre(2006) Jack Diamond
2,071席を備えるホール。バレエとオペラのための設備を備えている本格ホール。国立バレエ団の本拠地。夜は漏れ出す光がカッコイイのでおすすめ。たしか、地下鉄オズグッド駅直結。
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OCAD大学(オンタリオ芸術デザイン大学)
OCAD University(the Ontario College of Art and Design University) (2004)
Will Alsop, Carruthers & Wallace Ltd
奇抜なデザインが目を引く。空中に浮かぶ箱に多くの色鉛筆が突き刺さっているかのようなデザイン。歴史のある美大のキャンパス。オンタリオ美術館に隣接している。設計は英国人建築家ウィル・アルソップによるもの。
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オンタリオ美術館 (AGO)
Art Gallery of Ontario(1900) 2008年にFrank Owen Gehryによる改修
近年、フランクゲーリーによる増築が行われ、内装が一新されたそう。実はゲーリーはトロント出身。彼にとってはカナダで初めての作品。集成材で構成されたギャラリーが印象的でそれゆえに「北米で最も複雑な木造建築物」とも呼ばれている。ここにはカフェも併設されている。日本人現代アーティスト草間彌生の常設展示も見どころ。中央に配置されているユニークな螺旋階段を登ると不思議な感覚に陥る。
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ロイヤル・オンタリオ博物館(ROM)
The Royal Ontario Museum(1914) Daniel Libeskindによる改修
脱構築主義のような外観が印象的。クリスタルをイメージしているそう。開館は100年以上前の1914年だが、2000年代に入り、ダニエル・リベスキンドの設計によりされ改修た。この際エントランスが現在の位置に変更されている。高円宮ギャラリー(Prince Takamado Gallery of Japan)と名付けられた日本関連の常設展示も見ることができる。新旧の融合は見どころ。ロムの愛称で親しまれる北米5番目の大きさを誇る博物館。
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バータ靴博物館
The Bata shoe museum(1995) Raymond Moriyama
靴好きにはたまらない北米唯一の靴専門の博物館。ROMと同じBloor通りに位置している。靴箱をモチーフにした建築に文字通りすべてが詰まっている。設計は日系カナダ人建築家レイモンド・モリヤマによるもの。
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ワン・ブロアー
One Bloor(2014) Hariri Pontarini Architects
日本人の間ではヤンブロと呼ばれるYoung StreetとBloor Streetの交差する地点にそびえる超高層マンション。下層階には商業施設等が入り、上層階は高層マンションという構成。ユニークなファザードが印象的。
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トロント・リファレンス図書館
Toronto Reference Library(1977) Raymond Moriyama
日系カナダ人建築家レイモンド・モリヤマによる設計。外装からは想像できない大きな吹き抜けが印象的な内部空間となっている。数多くの専門書が所蔵されている。留学生で賑わう図書館の一つ。
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トロント大学 レスリー・ダン薬学部棟
Leslie L. Dan Pharmacy Building(2006) Foster + Partners
ノーマン・フォスターによる設計。地下鉄クイーンズ・パーク駅の近く。キューブが上空に浮かんでいるような意匠が特徴。列柱により5階相当20m分上がっている。この高さは近くのトロント大学やオンタリオ州議事堂のコーニスと同じ高さとなっており、マッチしているそう。
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アガ・カーン博物館
Aga Khan Museum(2014) Fumihiko Maki
日本人建築家槇文彦による中東文化を紹介する博物館。 中庭を囲むように配置されている。
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Maki-and-associates.co.jp/details/
まとめ
いかがでしょうか。トロントには観光地が少ないとよく言われますが、まだまだ魅力はありそうですね。
この記事は順次修正追記を行なっていく予定ですので、お楽しみに。
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